サンタローザの生産されるラスブリサス農園では、⾚く熟れたチェリーからハンドピックにて収穫していく。完熟した収穫に適したコーヒーチェリーのみを選んで収穫していくため、⼿間はかかるものの、⼿摘み収穫をしていることで上質なコーヒー⾖を摘み取ることができます。収穫されたチェリーは、まずチェリーの状態のまま12時間23度以下の状態で発酵を⾏います。その後、発酵を終えた⾖はdepulpingの⼯程に⼊り、ミューシレージの状態となった⾖を再度12時間23度以下で再度発酵を⾏います。この2回の発酵処理を⼯程に加えることにより、⾖に独特な味わいがもたらされ、同じ製法で⽣産された他の⾖とは⼀線を画した上質な味わいとなっております。
ラスブリサス農園のウォッシュドプロセスは、実はアクシデントによって⽣み出されました。ある時コーヒーチェリーがDepulpingマシーンに詰まってしまい12時間の修理が必要となりました。修理が終わると中のコーヒーチェリーが意図せずに発酵してしまっていました。商品として売れないこの発酵した⾖を捨てるのももったいないと⽣産者のロンドノ氏が味⾒をしてみると、普段のウォッシュド⾖には無い、美しい⾚い果実の⾵味をもたらしていることを発⾒。この⼀件以来、現在のラスブリサス農園のコーヒーは全て、12時間発酵処理を加えるようになったのです。
アクシデントから生まれたこのウォッシュド製法で作られたサンタローザは、短時間のファーメンテーションをそのプロセスに加えることで通常のウォッシュドの豆では感じられないパッションフルーツの豊潤な味わいと香り高い風味を作り出しています。
■農園:ラスブリサス農園
■標高:1,500m
■品種:Catiope, Caturra, Variedad Colombia
■精製方法:Washed Process
■風味:チョコレート、グラナディア、スイカ
*生豆での販売となりますのでご確認ください。