Salgar, Colombia

コロンビアコーヒーの一大産地として有名となったSalgar(サルガール)は美しい山山に囲まれた小さな村で、コロンビアの現地の人々の間では小さなメデリン(コロンビアの大都市)と呼ばれています。この長閑で美しい村は常にこの様な平穏な地域というわけではありませんでした。近年までサルガールは、コロンビアの抱える社会的問題と、自然災害の発生により人々の生活はひどく困窮する村だったのです。

近年までサルガールは、ゲリラの占拠下に置かれており、暴力や犯罪の巣窟となっていました。もちろん村の治安は悪く、経済も成り立っておらず、生活に苦しむ人々は後を耐えませんでした。そしてそこに追い討ちをかけるように、1983年には元コロンビア大統領ウリベ氏の父親が殺害されるという事件がこのサルガールで起こり、村の治安はより悪化することとなった。また、最近では村の20%の人口に当たる数の人々が、サルガールに位置するEl Barroso川の洪水によって住まいを奪われ、サルガールは村としての存続すら危ぶまれる状況となったのです。

このような厳しい状況の中、村の人々にとってはコーヒー豆の生産が唯一生活費を稼ぐ手段でした。人々はいくつもの相次ぐ試練に耐え、コーヒー豆生産を続けることでなんとか苦難を乗り越え、現在の安定した平穏な生活を手に入れることができたのです。

現在ではこの苦難を家族一団となって働くことで乗り越えた世代の人々が中心となって、サルガールを世界のコーヒー豆一大生産拠点とすべく奮闘しています。数々の試練を乗り越える中で作り上げられたその製法と伝統はいくつもの世代に受け継がれ、今に至るまでサルガールのコーヒー豆品質を支える土台となっています。

彼らサルガールの村の人々の努力の結果、2018年にはサルガールで生産されたコーヒー豆がアンティオキアカップオブエクセレンスにて優勝をするまでにそのコーヒー豆生産の質の向上に成功しました。

いくつもの試練を乗り越えてきた、サルガールの人々の工夫と想いを感じることのできるこのコーヒー生豆は、上品なチョコレートの味わいの中にナッツ系の風味が広がるコロンビアの伝統的な味わいとなっています。是非その味を感じてみてください。

コーヒー生豆